「
略奪大国~あなたの貯金が盗まれている!~
」(ジェームス・スキナー)は、アメリカ人的視点から日本のおかしさを指摘している本。
「平成23年度時点の国家公務員の平均年間賃金は1336万円。国民一人当たりの国内総生産は330万円。世帯平均所得は550万円。これどうよ?」と数字を使って日本の事実を見える化してくれている。
また、
前例主義は、良いことをせず、ダメなことをする言い訳にすぎません。問題は、何が正しいのかということです。
と日本の悪しき慣習を指摘したりもしている。さらに、
共産主義と社会主義は、窃盗を必要としている...それはその哲学の中心にある...ある人から財産を奪い、別の人に配布するという思想
として、社会主義と共産主義が略奪を基礎とする思想であることを述べている。
日本が破綻するときに「合併」という選択肢があり、その最良のものは、米国と合併することであることについても説明している。
アメリポンになれば、日本が抱えるほとんどの問題が解決されます。
確かに。GDPは、14.6兆円の米国と4.3兆円の日本を合わせて18.9兆円となり、世界の4分の1を占めることになる。戦争責任も問われなくなり、尖閣諸島や北方四島の近くに埋蔵しているメタンハイドレートの開発も容易になる。基地問題も、原子力の問題も、食料自給率も、エネルギー問題も、ほとんど一瞬にして解決するだろう。
その代わりに日本文化をはじめとして日本の良いところを諦めなければならないところはあるかもしれない。
著者は、日本がアメリカと合併したら、人口バランスから、道州制が導入され、議員も出ることになるだろうという。
もう一つ、アメリカらしい考え方が記されているところがある。それは、
民主主義を間違って解釈する人が後を絶ちません。アメリカの独立宣言に、人間は平等であると、一言も書いていません。書かれてあるのは、「人間は平等に作られた」ということです。つまり、スタートラインにおいて、平等なのです。後は、努力し、自分の生活を改善し、その成果を享受し、それを自分の思う方法で楽しむということができなければ、自由はない...本当の平等は、結果の平等ではなく、参加する権利が平等であるということです。
あとがきには、まともなビジネスパーソンなら納得できる著者の叫びが記されている。
「この状況を打破するために、政府は何をすべきですか?」 その答えは「ナッシング」何もしないで結構です!!!
「私は何ができるか?」その答えはカンタンです。「略奪心を捨てなさい」ということです。人のものをもらいたいと思うのを止めなさい。嫉妬心を止めなさい。人の成功を見て、それを喜んであげてください。
日本のことを憂うなら、一度は目に通したい一冊。オススメ。
実践度:
☆☆☆理論度:
☆難易度:
☆


【スキナー氏のその他の著書】
図解 お金の科学

成功の9ステップ


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