ベンチャーとイノベーションの本棚
ポストモダン・マーケティング ― 「顧客志向」は捨ててしまえ!
ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!」(スティーブン・ブラウン)は、顧客第一主義を唱える「モダン・マーケティング」に対抗し、捕えどころない顧客を捕えるノウハウを示す実践の書。

Segmentation、Targeting、Positioningも、Planning、Strategy、Tacticsも、3Cも、4Pも7Sも必要とせず、「TEASE」(Trick(トリック)、Exclusively(限定)、Amplification(増幅)、Secrecy(ヒミツ)、Entertainment(エンターテイメント))こそがポストモダン・マーケティングのエッセンスだと述べる著者は、最近日本でも話題となったクリスピー・クリーム・ドーナツが「欠乏」「わずかさ」を強調した時代を超越したマーケティング戦略だと述べるなど、具体的な例と共にその実践方法を紹介している。

マーケティングの一つのヒントを与えてくれる一冊。マーケティング担当者だけでなく、ビジネスに携わるすべての人にオススメ!

実践度:☆☆☆☆
理論度:☆☆☆
難易度:



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ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス」(エリヤフ・ゴールドラット)は、「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」の続編であり、生産・製造に関する問題だけでなく、ビジネスのさまざまな現場で使うことができる「思考プロセス」という手法が織り込まれたビジネス小説。

「何を変えればよいか」「何に変えればよいか」「どのように変えればよいか」といった一連のプロセスを系統的に考える「思考プロセス」は、「現状問題構造ツリー」「雲(対立解消図)」「未来問題構造ツリー」「前提条件ツリー」「移行ツリー」といった論理ツリーと呼ばれるツールを使って問題を解決していく。

できるビジネスパーソンならば、変化を起こし、実行につなげていく。そんなビジネスパーソンにとっては必読の一冊!オススメ!

実践度:☆☆☆☆☆(すぐに使える!)
理論度:☆☆☆☆☆
難易度:(物語になっていて読みやすい!)



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ザ・ゴール − 企業の究極の目的とは何か
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」(エリヤフ・ゴールドラット)は、1984年の出版以来、15年以上の間、日本で翻訳されなかった幻のビジネス書である。なぜ翻訳されなかったかというと、この本の解説にも書かれているように、

「ザ・ゴール」が日本語で出版されると、世界経済が破滅してしまうので許可しない...日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に「ザ・ゴール」に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して、世界経済が大混乱に陥る


と著者が考えていたからである。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」では、システム改善のツールであるTOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)の原理が物語の中に埋め込まれている。そのせいもあってか、米国では大学の教科書として採用しているところもあるくらいだ。

長らく発禁本だったこの物語の中には、ビジネスに活かせるさまざまなヒントがある。ビジネスパーソンならば、必ず読んでおくべき一冊!オススメ!

実践度:☆☆☆☆☆(スグに使える!)
理論度:☆☆☆☆☆
難易度:(小説であり読みやすい!)



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MOTアドバンスト 技術ベンチャー ― 技術系のMBA
MOTアドバンスト 技術ベンチャー ― 技術系のMBA 」(早稲田大学ビジネススクール松田修一研究室)では、技術ベンチャーを成功に導くための戦略論やノウハウが、ケースを交えて紹介されている。

ベンチャーの育成に関しての深い見識を持つ松田教授の研究室が執筆しているということもあり、内容的には、深みの差はあれど、技術系ベンチャーの成功までの道のりに必要なほぼすべての項目を網羅している。

さらに分かり易さを増しているのが、豊富に挿入されている事例。これがあることで、理論と現実を頭の中でつなげることができる。

テクノロジーベンチャーに興味がある学生・ビジネスパーソンにはオススメの一冊!

実践度:☆☆☆
理論度:☆☆☆☆
難易度:☆☆☆



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参考:
早稲田大学ビジネススクール


会社は頭から腐る
会社は頭から腐る―再生の修羅場で見た日本企業の課題」(冨山和彦)は、産業再生機構のCOOだった冨山氏の「企業再生」に込められた思いが綴られた一冊。

冨山氏は言う。

会社はそもそも人間様がより幸せになるための単なる手段にすぎない。…ところが、みんなが会社という道具の奴隷になってしまった。



企業再生とは何か。企業とは何か。人間とは何なのか。そんな問いを持つビジネスパーソンにオススメの一冊である。

実践度:☆☆☆
理論度:☆☆
難易度:☆☆



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参考:Doctrine of Respondeat Superior日々研鑽、日々勉強

日本の労働環境の特徴の一つとして、「終身雇用」というものがあるが、これはいわば美化された言葉あり、見方を変えれば、「働ける間はある程度の報酬をベースに働かせられる奴隷制度」と見えないこともない。