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「安岡正篤に学ぶ」(松本幸夫)

通勤大学人物講座〈2〉安岡正篤に学ぶ (通勤大学文庫)」(松本幸夫)は、佐藤、福田、大平、中曽根など「歴代総理の指南役であった安岡正篤の哲学をやさしく解説」(by Amazon)した自己啓発書。


名経営者は傲慢ではなく、謙虚・素直であることを挙げ、住友銀行の頭取だった堀田庄三氏の企業を育てる5つの方針「おいあくま」

おこらず
いばらず
あせらず
くさらず
まけず

を紹介したりしている。

安岡のベースとなっていた陽明学は「知は行の始め、行は知の成るなり。」という「知行合一」の考え方についても紹介されている。合わせて紹介されていたのが禅の考え方。これが似ているとのこと。禅においては、

机上の空論、いたずらの理論・理屈のことを「戯論(けろん)」と呼んでいる。これは知行合一が成されていないこと、すなわち行動の伴わない知識のことをいう。



陽明は、何でも徹底的にやったとのこと。五溺ということで、「国事、武芸、詩歌、神仙、老荘・仏教」ということで、「酒、賭け事、女、タバコ、嘘」といったものとはかけ離れた次元だが、大切なのは、溺れるくらいにやってみろということを説いている。仕事の中、生活の中での実践で、自分を磨いていくことが大切だという。

また、孔子の言葉も紹介されている。

「意なく、必なく、固なく、我なし」

主観だけで何かを判断する「意」、無理矢理自分の考えを通そうとする「必」、なにかにこだわり、執着してしまう「固」、自分のことだけしか考えない「我」。孔子にはこれらの欠点がなかったとのこと。それも、溺れるくらい打ち込んだ中から得られるものなのかもしれない。

老子の話では、「無用の用」が紹介されていた。

老子の説く無用の用というのは、器でいえば器の中の空間にあたる部分である。...もしカップの中に何もない空間がなかったら、...注ぐことはできない。これが無用の用である。



以下、参考になりそうなところを抜き書きしてみよう。

徳が才に勝るは君子であり、大人(たいじん)である。一方、才が徳に勝ったのが小人(しょうじん)。...剣禅一如の山岡鉄舟や西郷南洲は大人型。勝海舟や大久保利通は小人型

「徳に順(したが)う者は昌(さか)え、徳に逆らう者は亡ぶ」



「四耐」...「冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐える」

逆境や忍耐の例に出される松永安左エ門は、次の三つを実業家が本物に成るために欠かせない...

浪人
闘病
投獄

...これら全て、誰に助けてもらうものでもなく、自分の力で乗り越えていかねばならない。...

「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」『菜根譚』




私淑する人物(師)を持つこと
愛読書(座右の書)を持つこと... 『論語』『孟子』『伝習録』『書経』




六中観
忙中閑あり
苦中楽あり
死中活あり
壷中天あり
意中人あり




運命というのは自分で創るもの...環境を作るということは、この運命創りの一つ




いろいろと学ぶところが多い一冊。通勤、通学のお供におすすめ~♪


実践度:☆☆☆☆☆
理論度:
難易度:(易しい)


通勤大学人物講座〈2〉安岡正篤に学ぶ (通勤大学文庫)




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  • 実践度:☆☆☆☆☆
    実践的で役立ち度:大
  • 理論度:☆☆☆☆☆
    理論的な色合い:大
  • 難易度:☆☆☆☆☆
    文章や内容の難易度:高
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